香りが心や身体に影響を与えるもの



なぜ“香り”が身体や心に影響を与えるのでしょう。

森林浴で気持ちが元気になったり、腐った食べ物の匂いをキャッチしたり、好きな人の匂いで幸せになったり・・・これらはみんな鼻のおかげです。

香りはこんなふうに私たちの心を微妙に変化させたり、生命の危機に対する防御本能を働かせてくれたりもします。

ちょっと難しくなりますが、鼻に入った香りは嗅覚神経を経て、脳の真ん中あたりにある大脳辺縁系に伝えられます。

この大脳辺縁系は人間の記憶や感情に深い係わりを持っていることがわかっています。

外界から受けた刺激が果たして危険なものか、有益なものか、過去の経験や記憶と照らし合わせて素早く判断する、いわば“動物的なカン”を発揮するのもこの大脳辺縁系なのです。

その部位に香りが伝わるわけですから、香りが感情の微妙な変化に関係して
いることもうなずけます。




■精油(エッセンシャルオイル)とは


ピュア100%のものを精油(エッセンシャルオイル)と呼びます。

精油と似たビンに入った合成香料もありますので間違わないようにしましょう。

トラブルの原因にもなります。 精油は植物から大変な手間をかけて抽出された自然の恵みです。

例えばラベンダーは1本の精油(約10ml)を抽出するのに約200本の花穂が必要で、ローズはトラック1台分のバラが必要です。

精油の価格は種類により様々です。中にはとても高価な精油もありますが1回の使用では数滴しか使いません。

様々な活用法を知ると逆に経済的なものとなるでしょう。


※精油1 滴の大切さを知っていくと、植物~自然を慈しむ気持ちも育まれます。 




■香りの選び方(テスティング)


精油(エッセンシャルオイル)はとても濃度の高い原液です。

フタを開けて鼻先でクンクンするととてもきつくて心地よい香りには感じないでしょう。

フタを開けてすぐ閉じ、その辺りに漂っている残り香(ノコリガ)を嗅ぐなどし
て香りを感じましょう。

かすかな香りで好みの香りを探すのがポイントです。




■保存期間


ーカー側では精油(エッセンシャルオイル)の保存期間を 2年としている所が多いようですが、流通や在庫期間を考えると冷暗所に保存し約1年、柑橘系のものは約半年を目安にした方が安全です。




■使用上の注意


精油(エッセンシャルオイル)はその人の体質やその時の状態などにより、合う精油合わない精油があります。

特にアレルギー体質や妊娠中、病中の方は精油選択や使用方法に注意が必要です。

精油の原液は直接肌に付けないで下さい。原液のまま肌に付けても安全な精油はラベンダーとティーツリーのみです。

それ以外を肌に付ける場合は1~2%程度に薄めて使用します。

また敏感肌の人はラベンダー、ティーツリーであっても薄めて下さい。

精油は決して飲まないで下さい。

市販本によっては飲用をガイドしていますが、日本の環境ではお勧めできません。

当協会では飲用を禁忌としています。

体質的に心配な方は水で 10倍に薄めた精油を肘の内側にちょっと付け、アレルギーテストをしてみましょう。

赤く反応が出た精油は使用しないほうがよいでしょう。




■ブレンド


精油(エッセンシャルオイル)を単品で楽しめるようになったらブレンドも楽しんでみましょう。

香りの相性により、一層好きな香りになったり、苦手な香りになったりもします。

また、ブレンドする滴数をたった一滴変えるだけで香りもずいぶん変わる精油もあります。

自分の好みの香りが見つかるととても楽しいものですよ。


※自分の体質、体調や心の状態にぴったりの精油を見つけ使い方を覚えるととても良いパートナーとなるでしょう。